「レッジョ・エミリアにおける幼児教育の取り組み」講演会を開催

2019年02月12日

市では、幼児教育にまち全体が積極的に取り組んでいることで、現在世界中から注目をされているイタリア共和国「レッジョ・エミリア市」の思想と実践について、鶴川女子短期大学国際こども教育学科の森眞理教授を講師に迎え、講演会を開催しました。

開会のあいさつで永見理夫市長は、「幼児教育は、いまや国際的な案件であり、国立市にとっても重要なテーマです。生まれてきたスタートラインで、だれもハンディキャップを負うことがないように、くにたちのまちからそうした環境をつくっていきたいと考えます」と強く語りました。

また、永見市長は、「この国立市から幼児教育への取組を発信し、"くにたちの子どもたちはすばらしい教育を受けているのだな"と思われるような環境をめざしたいと思います。今日は、講師の森眞理先生の講演をこれからお聞きして、明日から幼児教育の現場に役立てていただけたらと思います」と、国立市の幼児教育の未来についても述べました。

続いて森教授が登壇され、レッジョ・エミリア市の幼稚園の現場や、たくさんの子どもたちや地域の人々が集うまちのなかの「ひろば」の様子などを動画で紹介していただきました。

森教授は、「レッジョ・エミリアでは、地域の子どもたちが将来"すばらしい市民"として成長するための保育のあり方を、幼稚園の先生や地域のさまざまな大人が子どもたちと積極的にかかわりながら考え実践しています。国立市も、子どもたちのだれもが"主人公"であり、"生まれたときからくにたちのまちにかかわっている"という思いをもってもらえるようなまちを育んでいただけたらと思います」とお話をされました。

当日は遅い開催時間にもかかわらず、市内の幼稚園教諭や保育士の方、また、市民の方が多くお越しになり、活発な質問や意見なども伺うことができました。

ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。

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