令和元年度 多摩東人権啓発活動地域ネットワーク協議会事業「講演と映画の集い」を開催しました
2020年01月26日
1月26日、くにたち市民芸術小ホールで多摩東人権啓発活動地域ネットワーク協議会事業として「講演と映画の集い」を開催しました。
主催者を代表して永見理夫市長は、「社会には、人権という言葉でくくっただけでは見えてこない問題の実態があります。人権問題は言葉としてではなく、リアリティを持って、その時代に合った考え方を常に反芻はんすうし続けることが求められていると考えています。本事業を見て、聞いて、人権や尊厳、多様性、そしてそこに潜む課題を会場の皆さまも一緒に考えていただきたい」と、本事業の目的を述べました。
イベントの前半では、自閉症、ダウン症、低身長症、LGBTといった「違い」に直面するさまざまな親子や家族のあり方を取り上げたドキュメンタリー映画「いろとりどりの親子」を上映し、後半の講演では、2007年に熊本市の慈恵病院に開設された「こうのとりのゆりかご」の運営において、中心的役割を果たされた元看護師の田尻たじり由貴子氏にご登壇いただきました。
講演と映画を通じて、命の大切さ、多様性を認め合うことなどさまざまな人権問題について、会場にお越しいただいた皆さまと共有することができました。国立市が進めているソーシャルインクルージョンの理念を、より多くの方に理解してもらうための有意義な時間となりました。