「第9回平和首長会議国内加盟都市会議総会」を開催しました
2019年10月25日
10月24日、25日、「第9回平和首長会議国内加盟都市会議総会」を都内で初めて開催しました。
総会のあいさつで永見理夫かずお市長は、「全国から多くの方にお越しいただき、心から感謝申し上げるとともに、歓迎の意を表したいと思います。国立市は、市制施行以来「人間を大切にする」ということを基本理念としてまちづくりを進めてきました。本年4月に『国立市人権を尊重し、多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例』を施行しました。『ソーシャル・インクルージョン』という社会的包摂の理念のもと、単に戦争や紛争がないだけではなく、あらゆる差別や暴力がない、人と人とがお互いに多様性を尊重し、お互いが対話できる地域社会、いわば積極的平和の社会構築をめざします」と、佐藤前市長の思いを受け継いだ国立市の平和施策について述べました。
初日は、国立市プログラム「ピース フロム 国立くにたち」として、国立くにたち音楽大学附属高等学校の生徒による演奏、動画による市の紹介、平和の取り組み発表、くにたち原爆・戦争体験伝承者講話、くにたち平和組曲祈る日合唱、青少年「平和と交流」支援事業(HIROSHIMAヒロシマ andアンド PEACEピース)国立市参加者による報告などを行いました。
二日目は、兵庫県明石市長と京都府向日むこう市長がそれぞれ平和に関する取り組み事例を報告しました。続いて、平和首長会議事務総長が世界情勢と平和首長会議の取り組みについて報告し、最後に、日本政府に対する核兵器廃絶に向けた取り組みの推進に関する要請文の提出について審議、決定しました。
両日ともに全国から80を超える自治体が参加し、核兵器を廃絶し、戦争のない平和な世界を実現するための取り組みについて大いに話し合われました。